スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
要約して、いくつかのポイントにまとめてみました。
ポイント1:
文字で埋め尽くされた、
箇条書きが複雑に絡み合うスライドを作るのはやめよう。
むやみな表やグラフを載せるのはやめて、
数字に踊ってもらおう。
スライドに聴衆が目を細めるのではなく、あなたの身振り手振りを追いかけさせよう。
ポイント2:
仮想敵を登場させて、プレゼンテーション中に一緒に問題点を解決させよう。
「なぜこれが必要なのか」-
この1文だけで適役が導入できる。
ジョブズは、解決すべき問題という適役を登場させ、ストーリーに説得力を持たせる。
(1)何をするのか?
(2)どの問題を解決しようとしているのか?
(3)ほかとはどう違うのか?
(4)なぜ気にかける必要があるのか?
ポイントは解決策がシンプルであること。
相手の利益と未来を伝えて、必ずアクションを促そう。
ポイント3:
ジョブズはツイッターにも投稿できそうな形を使う。
言葉足らずなスライドで話にのめり込ませよう。
部屋を出た後も聴衆に覚えていてほしいことをひとつだけ、
ひとつのテーマだけに絞ること。
ジョブズはキーワードにパンチを効かせる。
それぞれの文章で一番大事な部分を特に強くしゃべるのだ。
ポイント4:
聴衆と視線を合わせることがとても多い。
アイコンタクト、開いた姿勢、手をよく使う。
ドラマチックな演出には間が不可欠である。
そして、抑揚。スピード。
デモのときは普通のスピードでしゃべることが多いが、
聴衆に覚えてほしいヘッドラインやキーメッセージは
とてもゆっくりしたスピードでしゃべる。
本番前日には、緻密に仕上げた構成に従って本番と
まったく同じリハーサルを1回か2回行います。
情熱的に。「やりすぎ」のレベルまでやってちょうどなのだ。
最後に
自分自身の深い理解に基づいた、パフォーマンスを楽しもう。
完ぺきでなければならないと思うのはスピーカーだけ。
多少の失敗があっても最後までちゃんと話せば、聞き手は許してくれる。